掛け軸/掛軸/禅語「東山水上行(とうざん すいじょう こう)」
『雲門廣録』に「問如何是諸佛出身處。師云。東山水上行。」(問う、如何なるか是れ諸仏出身の処。師云く、東山水上を行く。)とあり、僧が、仏はどこにいるのかと問うたとき、雲門文堰は東山(湖北省馮茂山)が水の上を歩いて行くと言った。道元は『正法眼蔵』山水経に「雲門匡眞大師いはく、東山水上行。この道現成の宗旨は、諸山は東山なり、一切の東山は水上行なり。このゆゑに、九山迷盧等現成せり、修證せり。これを東山といふ。しかあれども、雲門いかでか東山の皮肉骨髓、修證活計に透脱ならん。」とあり、東山水上を行くの意味は、すべての山が東山であり、すべての山が水上を行くということである。それによって、九山(きゅうざん)や迷盧(スメール山)などの山々がありのままに出現し、悟りがある。しかし、雲門自身が果たして、東山についてのそのように悟っていたかどうかはわからない、という。------------------------------------------------------------------------------------------------
小ネタ
銀閣寺の見所はなんと言ってもその美しい庭園です。波を表現しているとか月の光を反射させるためという銀沙灘を窓から眺めるとこんな感じに見えます。
銀閣寺の本堂(方丈)の正面にかかる額には「東山水上行」と書かれています。
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禅語の書を先生や住職に書いていただき、それを表装して掛軸にできます。
書いていただける書家の先生、住職の方は諸事情により「
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