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掛け軸/掛軸/禅語「白的的(はくてきてき)」

『禅林句集』に「明皎皎白的的」(皎皎ハ月ノ明ナル皃的的ハ分明也)、「清寥寥白的的(大慧録八楚石十ノ十七丁)」と載る。「明皎皎白的的」の出典は不詳。『大慧普覺禪師語録』巻八には「示衆。舉�居士云。心如境亦如。無實亦無虚。有亦不管。無亦不拘。不是聖賢了事凡夫。師云。白的的清寥寥。水不能濡火不能燒。是箇甚麼。切不得問著。問著則瞎却爾眼。以�杖撃香臺一下。」とある。『碧巖録』第三十四則に「懶�和尚。隱居衡山石室中。唐德宗聞其名。遣使召之。使者至其室宣言。天子有詔。尊者當起謝恩。�方撥牛糞火。尋�芋而食。寒涕垂頤未甞答。使者笑曰。且勸尊者拭涕。�曰。我豈有工夫為俗人拭涕耶。竟不起。使回奏。德宗甚欽嘆之。似這般清寥寥白的的。不受人處分。直是把得定。如生鐵鑄就相似。只如善道和尚。遭沙汰後。更不復作僧。人呼為石室行者。」(懶�和尚、衡山石室の中に隱居す。唐の德、宗其の名を聞いて、使を遣して之を召す。使者、其の室に至つて宣言す。天子詔有り、尊者まさに起つて恩を謝すべし。�、まさに牛糞の火を撥つて、�芋を尋ねて食す。寒涕、頤に垂れて未だ甞て答えず。使者笑つて曰く、且らく勸む、尊者、涕を拭え。�曰く、我れ豈に工夫の俗人の為に涕を拭くこと有らん耶といつて、竟に起たず。使、回つて奏す。德宗、甚だ之を欽嘆す。這般の清寥寥、白的的に似たらば、人の処分を受けず。直に是れ把得定して、生鐵鑄就すが如くに相似ん。只善道和尚の如きは、沙汰に遭うて後、更に復僧と作らず。人呼んで石室行者と為す。)とみえる。

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